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2019年受験者の成績から判明! 科目別・種類別の出題比率は?

総合内科専門医資格認定試験対策として、まずは日本内科学会ウェブサイトの受験案内に記載の「試験問題について」「合格基準について」を改めて確認いたします。

【試験問題について】
●マークシート形式により、総合内科を含めた内科の10分野から計250題を出題
●解答の形式はAタイプ(単純択一形式)、X2タイプ(多真偽形式-2択)
●問題の種類(グループ)は
・一般問題-内科10分野について、専門的であっても必須の知識や判断力を問う問題
・臨床問題-年齢、性別を記載して実施形式の症例・設問に答える問題
・up to date(UTD)問題-最近の重要な知見を問う問題
●出題範囲は「認定医制度研修カリキュラム(=出題基準)」に準拠し、出題内容は原則として「標準的内科学教科書」「日本内科学会雑誌」「内科救急診療指針2016」に掲載されている内容。

【合否判定について】
●筆記試験の「総合得点」「分野毎の得点」および「病歴要約の評価」の総合成績による

また、各受験者には次のような成績表(個人別結果表)が受験後の12月頃に送付されます。

【個人別結果表(成績表) サンプル】

総合計全体平均値個人別成績値
62.8300.00

1。専門分野別成績

専門分野名 消化器 循環器 内分泌・代謝 腎臓 呼吸器
全体平均値 63.66 73.62 60.94 62.16 66.29
個人別成績値 00.00 00.00 00.00 00.00 00.00
専門分野名 血液 神経 アレルギー・膠原病 感染症 総合内科
全体平均値 55.65 62.74 63.10 61.82 54.69
個人別成績値 00.00 00.00 00.00 00.00 00.00

2。グループ(種類)成績値

グループ名 一般問題 U.T.D 臨床問題
全体平均値 58.24 62.62 63.29
個人別成績値 00.00 00.00 00.00

さて、ここまでは一般に公開されている情報である一方、各専門分野ごとの得点配分や、グループ(種類:一般・UTD・臨床)ごとの出題数・得点配分は公開されていませんでした。
そこでメディックメディアでは独自に、2019年の総合内科専門医資格認定試験を分析しました。

(なお,2019年のup to date(UTD)問題は,全体平均値・個人別成績値ともに記載されておらず,一般問題に含まれて算出したものと思われます)


専門分野別からは均等に出題、臨床問題の比率が高い

まずは専門分野別の得点配分を発表いたします。

消化器  68点(うち消化管23点、肝臓25点、胆道・膵臓20点)
循環器  73点
内分泌・代謝 52点(うち内分泌26点、代謝26点)
腎臓   52点
呼吸器  52点
血液   52点
神経   51点
アレルギー・膠原病 51点(うちアレルギー25点、膠原病26点)
感染症  54点
総合内科 49点
計 554点満点

消化器・循環器の比率がやや大きい他は、各分野からほぼ均等に出題されている様子がわかります。

また、グループ(種類)別の出題数と得点配分は下記のように判明しました。

一般問題  74問 1問1点 計74点
臨床問題  160問 1問3点 計480点
総計 234問 554点満点

出題数は計250問のため、16問分が採点対象外問題として取り扱われたと推定できます。また、臨床問題の比率が480点で非常に高くなっていることがわかります。
このことから、安定したスコアを得るためには、主要疾患の診断を行いそこから解を出す臨床問題のトレーニングが重要と考えられます。

※上記はすべて、メディックメディアによる独自分析に基づくものです。


独自の分析結果に基づく、本番さながらのメディックメディア模試

メディックメディアでは、総合内科専門医資格認定試験の受験者が増加を始めた2014年度試験より試験内容の聞き取り調査を行っており、毎年の出題内容のトレンドを継続的に把握し、参考書『イヤーノート』、対策問題集『クエスチョン・バンク 総合内科専門医試験』、対策模試「総合内科専門医試験オンライン模試」に反映してきました。
2020年8月より開催のメディックメディア「総合内科専門医試験オンライン模試 2020」では、最新2019年出題の問題テーマが学べるよう、出題情報を元に専門医が予想問題を作成。また上述の専門分野別・グループ(種類)別の得点配分に沿って、本番さながらの試験を再現しています。
問題はすべて専門医による作成。他科診療で触れる機会が少なく対策が遅れがちなup to dateの内容をふんだんに盛り込み、問題集『クエスチョン・バンク』シリーズで長年培った、わかりやすく、応用の効く豊富な解説と、参考書『イヤーノート』の参照ページ記載とをあわせて、総合内科専門医資格認定試験の対策をサポートします。

模試も『QB』もココが違う!メディックメディアの総内対策

最新かつリアルな出題
2019年試験の受験者から出題情報をほぼ全問収集
これを分析し、総合内科専門医の資格を持つ各科の専門医が予想問題を作成しています。
○×の根拠・出題者の意図がわかる丁寧な解説
ポイント・キーワードを整理、各選択肢の解説も丁寧に示し、図表も多数掲載。
1問解くだけで周辺知識が身につき、ほかの問題も解ける実力がつく!!
対策しにくい「up to date問題」が充実!
『QB』読者に大好評!自身の専門以外では対策しにくい「up to date問題」(診断基準やガイドラインの最新情報など)の予想問題が充実。

『オンライン模試2020』の特長

問題画面

問題画面

成績表

成績表

メディックメディアの模試は、お忙しい先生でも受験しやすい工夫がいっぱい!

特長

① 最新2019年度の出題内容をふまえて専門医が作問
② PC・スマートフォン・タブレットで受験できる
③ 好きな日時に受験できる。ブロックごとに分けて受験できる
④ 受験完了の翌日に結果がわかる
⑤ 『QB』シリーズで培った「詳しくわかりやすい解説」で効率よく復習できる
⑥ 解説に書籍版『イヤーノート2021』の参照ページを掲載。調べものが苦にならない
⑦ 間違えた問題をWEBで解き直せる

概要

  • 受験可能期間:2020年8月〜2021年9月(予定)
  • 通常販売価格:20,000円(税込22,000円)

出題内容

第1時限 85問/120分 一般問題
up to date問題
臨床問題
全250問
第2時限 85問/120分
第3時限 80問/120分
詳しくはこちら

セットで使えば総合内科専門医試験対策は万全!!

クエスチョン・バンク総合内科専門医試験予想問題集

問題集『クエスチョン・バンク』シリーズに新たな総合内科専門医試験の書籍登場!
受験生の先生方から寄せられた出題内容や難易度などの情報を参考に、総合内科専門医資格を持つ各科の専門医に予想問題を作成いただきました。ガイドラインや診断基準の改訂、新薬、近年のTOPICなど「up to date問題」対策の予想問題も多数掲載しております。非専門分野の新しい知識のフォローにお役立てください。
『イヤーノート』、『イヤーノートTOPICS』にも対応しています。

※『クエスチョン・バンク総合内科専門医試験予想問題集(第1版)』内の参照頁は『イヤーノート2017』(2016年発行)に、『クエスチョン・バンク総合内科専門医試験予想問題集 vol.2(第1版)』内の参照頁は『イヤーノート2018』(2017年発行)に対応しております。
これら以外の版につきましては、大変お手数をおかけいたしますが、索引をご利用いただくか、前後のページを探していただけますようお願い申し上げます。

up to date問題の出題例
  • 多発性骨髄腫の国際病期分類
  • 喘息COPDオーバーラップ症候群(ACOS)
  • 免疫チェックポイント阻害薬 etc.
クエスチョン・バンク 総合内科専門医試験予想問題集
ご購入・詳しくはこちら

イヤーノート 内科・外科編

医師国家試験対策や卒後臨床研修の定番書籍となっている『イヤーノート』ですが、実は、認定内科医試験・総合内科専門医試験についても、受験生からいただく情報に基づきほぼ毎年出題内容を反映しています。
そのため付録の『内科系専門医試験 Quick Check』とあわせて、近年は内科系専門医試験対策の定番書籍としても、多くの先生方に活用していただいています。
特に近年、「『イヤーノート』が総合内科専門医試験対策で使える!」というご感想が急増しました。
このうち、『イヤーノート』メインで試験対策をなさった30代のK先生に、勉強法を具体的に教えていただきました。

総合病院勤務(呼吸器内科)K先生が語る勉強法

総合内科専門医試験は、合格率が低い(60%前後)ため不安で調べたものの、過去問などの情報が乏しく対策のイメージがわきません。
日常診療と別の専門医試験の受験とも重なったため、実質的な準備期間はせいぜい1~2ヵ月しかなく迷う暇もない。そこで先達のブログで頻回に推されていた『内科系専門医試験Quick Check』を得る目的で『イヤーノート』を購入。

❶ まず力試しで『クエスチョン・バンク(QB)総合内科専門医試験』を解き、『イヤーノート』で確認

力試しに『QB総合内科専門医試験』を解きました。
こ最新の知見を問う「up to date問題」(の予想問題)は、聞いたことのないものが多くかなり役立ちました。 本番に出た抗NMDA受容体脳炎… 『QB』を解いてなかったら解けなかったと思います(笑)。
『QB』を解きながら、自分が思っていた以上に内科全般の知識があやふやになっていることを認識。自信がない分野は『イヤーノート』本文を読みました。結局、半分くらいを読破してしまった…。
必要に応じてイヤーノート付録『イヤーノートTOPICS』も流し読みしました。

❷ 『Quick Check』と『QB』『ATLAS』で総チェック

次に『Quick Check』を解き始めたところ、これが自分の知識をチェックするのに有用でした。
『Quick Check』と『QB』の間違えた問題を復習し、通勤時間にイヤーノート付録の『イヤーノートATLAS』を眺めました。
1ヵ月前に解いた記憶がけっこう消えており焦りもしましたが、「全範囲はみた」という感覚が得られ成長も実感。
勢いづいて、書籍についていた割引クーポンを使いアプリ版『イヤーノート』を購入。
アプリ版は瞬時に画像が呼び出せ、『Quick Check』のアプリ版もついているので復習時に活躍。通勤時などにもっと早く使えばよかったと軽く後悔しました。

❸ 最後に『総合内科専門医試験オンライン模試』を受験

正直、受けるか迷ったのですが、試験1週間前に「物は試し!」と思って受験しました。
これが意外と本番でやっておいてよかったと思う問題がありました。久しぶりに成績表とやらを見ましたね…。

さて本番は、7割は認定内科レベルの問題で、残り3割がさらに専門的な知識を要求する問題だった印象。
『Quick Check』『QB』『模試』は受験生からの情報をもとに問題を作成しているので難易度が本番に近く、この2つが理解できるレベルなら合格レベルに達するだろうと考えられます。

結局、総合内科専門医試験対策は、当初思っていた以上に『イヤーノート』と『QB』(と模試)でカバーできました。
あれこれ手を出さずこの復習に集中したのが良かったと思います。

イヤーノート2021 内科・外科編
ご購入・詳しくはこちら

勉強法にも登場するイヤーノート付録『内科系専門医試験Quick Check』とは?

詳しくはこちら

コンセプト

内科系専門医試験のための一問一答集

『イヤーノート』本体とともに、「認定内科医資格認定試験(以下 認定内科医試験)」「総合内科専門医資格認定試験(以下 総合内科専門医試験)」対策の定番書籍で、過去に出題された試験情報をもとに、一問一答化しました。

コンセプト

『イヤーノート』本体で知識をインプットし、本書で効率よくアウトプットできます。
※認定内科医試験、総合内科専門医試験で問われた知識問題(一般問題、診断さえ付けば一般知識で解ける臨床問題)の出題情報が整理されています。

シンプルな解説で効率のよい学習が可能

知識を一問一答化し、短く凝縮した解説を掲載しています。

イヤーノートとの連携

認定内科医試験、総合内科専門医試験に出題された内容は、本書に掲載されると同時に、『イヤーノート』本体にも反映されます。
各問題で問われている内容に関する理解が足りないと感じた場合には、『イヤーノート』本体をご参照ください。
『イヤーノート』本体で体系的な知識を確認し、知識を定着させると同時に各疾患での出題傾向もつかむことができます。『イヤーノート TOPICS』への参照ページも記しています。
より知識を深めたい時にご活用ください。

総合内科専門医試験対策に必要な知識が一目で分かる!

総合内科専門医試験で問われた内容にはアイコンを付けています。
アイコンが付いた問題を解くことで、総合内科専門医試験にどのレベルの問題が出題されるのかを意識しながら学習することができます。

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出題文が誤文なら訂正し、正文なら補足事項を追加し意味が損なわれないところまで凝縮した解説になっております。

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