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【6年生】 『論文集』を開きたくなる日
こんにちは.編集部の わだめ です.
今日は『論文集』についてのお話を.
論文集.イヤーノートの箱の半分くらい(以上?)を占めている書籍です.
イヤーノートを購入いただいたみなさまから,アンケートで
「論文集いらないから,イヤーノートをもっと安くして」
と言われている書籍です・・・.
そのアンケートを読んで,私はいつも泣いています.
今も,これを書きながら涙があふれそうです.
なになに?「論文集,使えるよ.」って?
もっと言ってください.
え?枕に使える?
ブックエンドになる?
パラパラまんがの大作が作れる・・・
そうですか・・・(涙).
編集部に届くみなさまの声・・・.
それでも,論文集はちゃんとイミがある書籍なんです.
◆◆ 論文集には2種類ある!?
みなさん,論文集は2種類あるのをご存知ですか?
『医療・基礎・症候の論文集』と『主要病態・主要疾患の論文集』です.
ん?論文集の本は1冊しか入っていなかった?
書籍は1冊ですが,CD-ROMが1枚入っていませんでしたか?
知らない?
探してください.
論文集は1年ごとに書籍とCD-ROMの中身が変わります.
下図をみてください.

2009年版のイヤーノートでは,『医療・基礎・症候の論文集』が書籍,
『主要病態・主要疾患の論文集』がCD-ROMになっていて,
2010年版ではその逆になります.
みなさんが購入したイヤーノートが奇数年版なら,2009年版セット,
偶数年版なら,2010年版セットのようになっていたはずです.
いずれにしても,両方の論文集が入っています.
◆◆ では,その2冊の論文集の違いとは.
『主要病態・主要疾患の論文集』は,いわゆるメジャー疾患について,概念・治療・疫学・症状・検査・治療・予後までを基礎的なことから最新知見まで収録されています.
『医療・基礎・症候の論文集』は,各種試験だけでなく,
臨床においても重要な発熱,痙攣,腹痛,胸痛・・・などの主要症候の論文が収録されています.
また,最新の輸液療法や,今話題のiPS細胞についても触れているんですよ.
さらに,医学を勉強しているうちに化学を忘れてしまってよくわからなくなる「酸塩基平衡」.
でも,わかると呼吸器疾患の問題が機械的に解ける箇所でもあります.
そこで,「酸塩基平衡」の論文もおススメ.
わりと面白そうだけど,余裕がないと読むヒマないよ・・.という声が.
では,どういった時に開けたくなるのかというと,
とある医学生K先輩が,こう言っていました.
◇◇◇◇◇◇
イヤーノートで「抗リン脂質抗体症候群」について勉強していたんです.
抗リン脂質抗体症候群とは,「生体の構成成分であるリン脂質またはリン脂質に結合したタンパクに対する抗体の存在により動・静脈血栓症,習慣性流産,血小板減少症等を呈する症候群をいう.」とある.
ふんふん,なるほど.
・・・はて,抗体があるだけで,なぜ血栓ができるのか,習慣流産になるのか?
丸暗記してもいいのですが,どうしても,気になってしまった.
成書を読もうとしたけど,家にはない.
そんなとき,イヤーノートのページの下のほうに【reference】〈論文集〉とある.
読んでみるか,と思ったんです.
そしたら,病態生理がわかって,丸暗記ではなく,頭に入ってきたんです.
◇◇◇◇◇◇
そうです.
論文集のすべての疾患について読め,って言われたら,「そんな時間ない!」ってことになりますよね.
でも,気になった疾患だけ読めば,苦にならない.
「ん,ここがよくわからない」っていう箇所は誰にでもありますよね.
そんなとき,論文集を開けてみてください.
きっと,あなたの役に立つはずです.
さらに,臨床医になった後,
認定内科医専門試験にも使えるんですよ.
◇◇◇◇◇◇
とまあ,今回は論文集の紹介程度ですが
次回は,国試に役立った論文や先輩方の使い方をお話していきたいと思います.
(編集部 わだめ)
![クエスチョン・バンク[臨床]と[一般]を分けるのにはワケがある](http://www.medicmedia.com/informa/image/rin.gif)


