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2008年09月11日

【国試体験記】 落ちこぼれの,落ちこぼれによる,落ちこぼれのための国試体験記

C大卒業のY.S.です.
私は昨年度の卒業試験で「-2SD」という極めて落ちこぼれな集合に入ってしまい,身を持って統計学を学んで(=留年)しまいました.
これは,そんな落ちこぼれな6年生(7回生)が国試合格に至る(?)までの体験記です.

◇◇ 世間は「春」

学費と生活費を捻出するために日々バイトをしていたので,まとまった勉強がなかなかできませんでしたが(おいおい),『イヤーノート』にチェックを入れながら,『STEP』(内科6冊と外科1)を読んでいきました.
昨年あまりに病態生理を理解していなかった反省からなのですが,問題演習をほとんどしなかったため,感情的な勉強になってしまったのがまずかったと思います.
とりあえず全部読みきったのが救いでしょうか.

その後,予想外にお金が貯まったので,1ヵ月程海外に短期留学(現実逃避)してきました.
人生勉強にはなりましたが,国試勉強はまったく進みませんでした.

◇◇ マッチングに追われた「夏」

帰国してさすがに焦り,『QB』を始めました.
内科はザッとひと通り終えたのですが,マッチングで病院をたくさん受けたので思うように時間が取れなくて,やったというより見たという感じで本当にザッとになってしまい,ここでしっかりやっておけば後でもっと楽だったと後悔しました.
(こういうところが落ちこぼれる原因なのでしょう)

他にはMACの「Final Check All in One」という内科のポイントをまとめた講義CDのついた教材を買って,電車の移動時間などで繰り返し聴きました.
隙間時間に耳から一通りの知識をつけることができて意外に便利でした.

◇◇ 鬼門の「秋」

鬼門の卒試です.
当たり前ですが卒試の勉強に集中しましたが,過去問と合わせて『QB』の一般問題をやりました.
卒試はマイナー科目でも一科目として試験があるので,マイナーQBをここでしっかりやったのが,後から振り返ると良かったと思います.
卒試の長丁場は昨年以上に毎日プレッシャーとそして孤独との闘い(大袈裟ですが)で,最後の方はかなり減速してしまいましたが,2回目なので(笑)なんとか通過できました.

◇◇ 虚しさに包まれたなら「12月」

卒試のプレッシャーから開放され,疲労と虚しさがどっと押し寄せてきて(言い訳ですが),MECのビデオ講座を見たり,TECOMの第1・2回の模試を解き直してNETの解説講義を見たりという受け身な勉強しかできませんでした.
何もしないよりはマシだったかなとは思いますが,余裕のあるこの時期にしっかりと『QB』などをもう一度やっておくべきだったと思います.

◇◇ 再スタートの「1月」

1月になってこのままではさすがにまずいと感じ,図書館などに行って環境を変えることで勉強のペースを作るようにしました.
これが成功して,残り1ヵ月半勉強に集中できるようになりました.

まず,必修と公衆衛生のQBを終わらせました.
必修と公衆衛生はMECの講義を受けたので,そのテキストを併用しました.
時間をかけすぎてしまったのは失敗でしたが,必修と公衆衛生をここで固めたことは後から振り返ると良かったです.

その後,回数別の101回(QBには最新の問題が載っていないので)とTECOM3・4回をやりました.
101回は全部解き終えた後に,巻頭の「複合疾患」のページをチェックしながらもう一度問題を確認したり,TECOMはNETの解説講義も見たりと,かなりじっくりとやりました.

◇◇ 追い込みの「2月」

2月に入って,回数別3年分(100回→99回→101回)をそれぞれ3日間できっちりやりました.
QBなどで一度やったことのある問題も多いですが,最後に直近の過去問という意識で解くことで記憶のインパクトも高かったですし,全範囲に触れるので弱点も潰せたかなと思います.

◇◇ 「直前期」はトリアージ

1月以降にやった,101回,100回,99回, TECOM3・4回,必修,公衆衛生,の間違えた問題だけを解き直しました.
MECの必修のテキストも問題数が適度だったのでこの時期に全部解き直しました.
これらすべて,「2回目はできた問題→黄」「2回目も間違えた問題→赤」とマーカーでチェックしてトリアージして,最後にもう一度見直しました.
最後に苦手な問題をピックアップして確認したのは効果的だったと思います.

◇◇ 「前日」はドーピング

前日はMACの前日講座を受けました.
前日講座は受けても受けなくても正直合否には関わりないとは思いましたが,どうせ勉強が手につかなかったので,私には精神安定のために良かったかなと思います.

◇◇ そして「国試本番」へ

今年の国試は時間割が大幅に変更となって,何がどこに来るかわからない不安がありました.
でも1セット当たりの時間が例年より短くなったので,私でも集中力がなんとかキープできて良かったです.
休み時間に答え合わせをするかしないかは意見が分かれるところですが,分からなかった問題を調べておくと,次以降のセットでその周辺の内容が出ることもあったので良かったです.

◇◇ 追憶のおわりに

後から振り返ると,一年間を通しての勉強量と集中力は全然足りなかったです.
大反省です.
でも直前の1ヵ月半に必修と直近の過去問を中心に,やることを絞り込んで集中して勉強できたことは良かったかなと思います.
(落ちこぼれでも少し成長できたかな)

国試はとにかく最後まで諦めないことが大事だなと実感しています.
これから国試を受験される皆さんも,最後まであきらめずに頑張ってください!


(C大学 Y.S.)