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2008年06月20日

【6年生】 リンカクをつかんでから本気を出す国試対策 その3

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こんにちは.メディックメディア編集部のMです.
前回は,

「国試の全体像をつかむ」のが重要といっても,短期間で1周するのは相当キツイ..

っていうところまでお話しました.

最近は5年生から『QB』をやる人も多いので,そういう方は大丈夫かもしれませんが,なかには,部活とバイトで6年生まであまり勉強してこなかった人もいらっしゃいます.
この連載はそういう方のための『QB』の使い方がテーマ.

最終回は,ほとんど勉強してこなかったにもかかわらず,知り合いに「社会に出るなら飲み屋でバイトしろ」っていわれて,バカ正直に国試直前までバイトしてしまい,それでも国試にはしっかり受かったG君の『QB』の解き方を紹介しようと思います.

彼の勉強のポイントをまとめると…

(1)最初は,過去5年間の問題だけにしぼって解く.
(2)ちゃんと正解できたどうか,『QB』に記録を書きこみながら進める.
(3)教科書は『QB』で問題演習してから,必要な箇所にしぼって読む.
(4)直前までに△と×をなくす.
(5)優先的に勉強するのは,自分が苦手で比較的出題量が多い科目.

と,いうことです.
では,それぞれのポイントについてのG君のコメントを紹介しましょう.


◆◆◆ G君の「国試の全体像をつかんで攻略する」QB活用法! ◆◆◆


(1)最初は,過去5年間の問題だけにしぼって解く.

この方法だと,QBの問題は4割~5割削減できます.これなら早いです.
また過去5年分なら,頻出疾患は1~2問は出題されているので,これで基本はおさえられると思います.
5年分なら,出題委員の先生がだいたい同じなので,難易度の傾向や雰囲気もつかめます.

もちろん,「過去5年分しかやらなくてもいい」ということではありません.
「過去5年だけ先にやっておく」ということです.
残りの問題は2周目でやればいい.
全体像を早く把握できるようになることを優先するのです.

まずはメジャー1周を目標にするといいと思います.
マイナーは秋以降でも間に合いますし,必修や公衆衛生は『QB』が出るのがそもそも秋冬ですから.


(2)ちゃんと正解できたどうか,『QB』に記録を書きこみながら進める.

ぼくの場合は,

 自信を持って正解できた
 正解できたが自信はなかった or 正解できたが2周目でもみておきたい
× 間違えた (>_<)

という記号をつけながらやりました.

高校受験,大学受験時代から,この記号を使っています.
進化してません(笑).
でも,こうすれば『QB』2周目は,△と×の問題「近年5回以前のまだ解いてない問題」に集中でき,勉強を効率化できますよ.


(3)教科書は『QB』で問題演習してから,必要な箇所にしぼって読む.

そんなに勉強しないまま6年生になった人の中に,『QB』やってわからなかったり間違えたりするのを怖がって,『STEP』を読んでから『QB』を解こうとする人がいます.
でも,別に間違ったっていいじゃないですか.誰かに見せるものでもないし.
それに,国試問題をみないまま教科書を読むと,「集中しどころ」や「飛ばし読みしどころ」がわかりません.これは効率がよくないです.

多少わからなくても,まずは『QB』からいくべき,です.
で,『QB』の解説で理解できれば先に進みます.
ぼくの場合は,『QB』の解説でも足りないと感じたところは,そこにしぼって『STEP』や『病気がみえる』を読みました.
本当に必要だと思ったところは成書も見ました.


(4)直前までに△と×をなくせ!

もちろん,2周目以降も同様に記録をつけていきます.
で,直前に残った△と×をつぶしていきます.

国試は点数を競う試験じゃない.“落ちない”ようにする試験です.
だからみんなができない問題はできなくてもいい代わりに,みんなができるはずの問題は確実に正解できるようにする.
そういう対策が重要です.

そういう意味では,みんなが使っている『QB』を反復して,自分にとっての△と×をなくすまでやる! っていう勉強が,オーダーメイドの直前対策なのかと思います.

予備校の直前対策やネットで出回る情報もいいのかもしれませんが,時間がなかったぼくには「△と×をつぶす」作戦がいちばん有効だったように思います.
もし時間がなければ,×だけでもいいと思います.


(5)優先的に勉強するのは「忘れてきた or 自分が苦手」で比較的出題量が多い科目

1周目が終ったら,だいたい「国試のリンカク」がつかめるようになります.
そしたら,避けては通れないマイナー,必修,公衆衛生対策をやる時間をキープしつつ,2周目をやる!
この感じがめちゃめちゃリアルに実感できてきました.
思ったほど残り時間ないという(笑).

ぼくの場合は,2周目は出題範囲が多めのものを優先しました.
“落ちない”ようにするためです.

ぼくが優先したのは「循環器,消化器,神経,産婦人科」.
消化器,循環器は,最初のほうにやり,記憶が薄れてきたかもしれなかったので.
神経,産婦人科は苦手で自信がなく,2周目をしつつ教科書をわりと深めに読み返しました.

◆◆◆◆◆◆◆◆◆

以上がG君の『QB』使用法です.
ちなみに,G君は,夏くらいから国試対策をはじめ,直前までバイトしながらこの方法で勉強していました.
ほかにも,6年の12月まで実習があってほとんど国試対策をできなかったというY君もだいたい同じ方法で勉強し,国試にはしっかり受かりました.
(Y君は2周目をあまりできませんでしたが…)

もちろん,自分に合う勉強法というのは一人ひとり違うもの.
自分にあった勉強法がある人はその方法でよいと思いますが,これまであまり勉強してなかった人で,自分の勉強法にイマイチ自信がない方は参考にしてみてください.
G君の話では,ほかにも直前の勉強法で「なるほど~」と思ったことがあったのですが,これはいずれ別の機会にお話したいと思います.

それではみなんさん,国試対策がんばってくださいね!

(編集部M)