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2008年11月28日

【6年生向け】 国試対策では「話せる仲間」の存在が重要

「なんであの先輩が落ちたの?あんなに真面目に勉強してたのに…」

皆さんの先輩の中にも,こんな人がいませんでしたか?

もちろん,
「マークミスをした」
「風邪で頭が働かなかった」
「プレッシャーで緊張しすぎた」
などで,実力が反映されずに落ちた人もいるでしょう.

でも,特にそんな問題も生じず,
真面目にコツコツと勉強してきたにもかかわらず,
落ちる人が中にはいます.

たとえば,自分が医学部にいた頃,こんな人がいました.

授業もクラブも真面目にこなす山さん(仮名)
どの試験にもしっかりと取り組み,たまに落とすことはあっても,留年候補とは程遠い.
成績は学年全体でみると,「中の上」と言ったところでしょうか.

卒業試験が終わった後は,国試勉強のために,早朝から自習室に来て,夜遅くまで一人黙々と勉強する.
あせってしまうからか,他の同級生が国試勉強でやっていることや話していることなどの話題はあまり耳にしたくない様子.
山さんの結果は…不合格

もっと勉強していない人は,いっぱいいました.
勉強し始めるのがもっと遅い人も,いっぱいいました.
明らかにもっとやばそうな人は,いっぱいいました.
しかし,彼らは合格してるんです.

そもそも,
9割の受験生が合格する試験です.
模試の偏差値が30台の人だって,その多くが合格するんです.

国家試験で問われる内容から,
数学や物理学のような非凡な才能が必要だとも思われません.
医学部に合格できる能力があれば,医師国試合格には十分でしょう.

では,山さんの何が問題だったのでしょうか?

合格するためにすべきことを考えてみれば,自ずと答えは出てきます.

医師国家試験では,

● 9割が合格する.
  ↓
● 他の受験生が解ける問題を解ければよい.
  ↓
● 他の受験生と同じように同じことをすればよい.

つまり,裏を返せば,
真面目にコツコツと勉強し,実力を発揮したにもかかわらず,落ちた人は,
“他の受験生と同じように同じことをしていなかった”
と言えるのではないでしょうか.

具体的には,

● 9割以上の受験生がスルーするところに悩んでなかなか前に進まない.
● 9割以上の受験生がしっかりと対策する必修問題をおろそかにした.
● 9割以上の受験生が正解するプール問題を正解できなかった.

と,こんなところではないでしょうか.

山さんは,一つのことが気になると,こだわっちゃうタイプ.
おそらく,拾うところと捨てるところの選別ができなかったのでしょう.
そのために,実際の勉強時間は長くても,合格するための勉強としては非効率だったのかもしれません.

では,山さんのようにならないためには,どうすればよいのでしょうか.

ということで,はじめのタイトルに戻ります.


★★ 国試対策では「話せる仲間」の存在が重要

もうわかりますよね?
周りと同じように同じことをするためには,周りがみえていないとダメなんです.
常に周りと波長を合わせ続けることが大切です.

そのためには,
● 国試勉強は,大学の図書館や自習室など,皆と一緒にやる.
● 休憩や昼ご飯時など,友達と会話できる機会も大切にする.
● 周りとの人間関係を良好に保つ.

朝から大学に行き,早めに勉強のスタートを切る.
休憩時や昼ご飯時には,友達と問題の出し合いなどをするのもオススメ.

私:「眼科,完璧や.なんでも聞いてみてくれ.」
友:「緑内障で禁忌の薬剤ってなに?」
私:「・・・」
友:「何やっとってん! 初歩やん.アトロピンやん.」

実際の国試では,上のような会話,先生からのアドバイス,実際にみた手技,なんかが,ちらほらと天の声のように降ってきます.
やっぱり,机の上の単調な作業よりも,人と交わした会話から得た知識は,情景も含めて記憶に残りやすい.


勉強のスタイルは人それぞれ.
基本は自宅で勉強したいという方もいるでしょう.
ただ,ずっと自宅にこもりっきりで,滅多に誰とも連絡を取らないような姿勢はいけません.
周りから「あいつ,最近どうしてるの?」って言われてはいけないのです.

もう,大方の大学で,卒業試験が終わり,卒業判定も出た頃でしょうか.
もうすぐ12月です.
焦りも不安も高まってきます.

でも忘れないでください.
“皆と一緒に合格しよう”という思いが,大切なんです.


(編集部 H)