はじまりは、私の医学生時代にさかのぼります。
当時私は、友人らと様々な科目の“決定版ノート”をつくっていました。分厚く格式ばった書籍ばかりで本当に読者の使いやすさを考えてつくられた書籍がなかった時代、そのノートは評判を呼び、はじめはクラスの仲間へ、やがては全国の医大へと広がっていきました。そのとき、私は編集・出版の経験があったわけではありませんが、そのような経験よりも、自分自身が読者の代表であり最も読者のニーズをつかんでいる、それこそが一番重要なのだ、という実感を得たように思います。その実感が、医師による出版社の設立というビジョンを育んでいったのです。
その後、臨床医となるとほとんど同時に小社を立ち上げました。当初は、医師・医学生のニーズに応える参考書の出版を中心に活動しておりましたが、望外の好評を得て成長を重ねることができ、いつしか私は、医師・医学生という対象を越えて「専門的な医学知識を、わかりやすく、より多くの人に提供する」、そういう事業を自らの使命とするようになっていきました。
現在は看護師、管理栄養士分野に力を入れはじめており、今後は薬学、介護などより広い層へ、私たちの目指す「わかりやすさ」を届けていきたいと考えております。
そして将来的には、医療従事者を越えて、病気の方、健康な方たちへ、わかりやすい医療情報を届けていきたい、国境を越えてより多くの人々へ貢献したい、そう考えております。その可能性を広げるために、今後は出版だけでなく、出版と連携させた映像、インターネット、e‐ラーニングの活用など、新たな方法に挑戦しようとしているのです。
さらに多くの人々へ医学を伝える―。その道程は遠く厳しいものになるでしょう。しかし私はその夢をあきらめることはありません。まだ見ぬその日のために社員一同いっそうの努力と工夫を重ねていきたい。その決意をここに記すことで、挨拶に代えさせていただきます。
株式会社メディックメディア
代表取締役社長
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