
(内容)
ハーブの治癒力・自分のハーブを育てよう・収穫と準備・レメディを作る、使う・
強壮剤となるハーブ・軽い病気・乳幼児のためのレメディ・
子供のためのレメディ・女性のためのレメディ・男性のためのレメディ・
高齢者のためのレメディ

〜ハーブ療法〜 家庭で楽しみながらはじめてみませんか…?
親戚の叔母のことです。夏のある日庭のローズマリーの葉をちぎってきて口にしました。「何してるの?」「これを毎日食べるとボケないって、誰かが言ってたから…。」一瞬言葉が出なかった私ですが、これは実話です。半年たったこの本が出版される現在でも続けているそうです。プラシーボ効果も期待できそうな感じがしますが、ハーブは自然だから植物だから安心して口にできると叔母は言って実践しています。ハーブ療法はこういうごく普通の日常的なところから広がっていくのだと実感しました。
ベテランのハーバリスト(植物療法家)であればこの本で容易にハーブ療法を実践できると思います。家庭で楽しみながらちょっと生活の中で使ってみたい人にも、この『英国ハーブ療法ハンドブック』は使いやすくなっています。興味がある所や好きな箇所から読めるため、初心者でもハーブになれ親しんでいる人も持ち歩いてもいいくらい手軽な本です。
そしてなんといってもうれしいことにオールカラーで自分の知りたいハーブがどういう形や色をしているのかも見て知ることができるので、使っているうちに(読んでいるうちに)覚えることができます。おしゃれだから、流行だからだけではなく、ハーブ療法はこれからの私達の生活の一部として役立つアイテムとなるでしょう。また、時代とともに利用の方法も少しずつ変化しています。このハンドブックをもとに、自分だけのハーブレメディを作ってはいかがですか?
尚、この付録には販売店や協会なども掲載してあります。ぜひ、御活用ください。ハーブによっては、入手困難なものもありますが、販売店や出版元などにお問い合わせください。ただし、すべて入手できるとはかぎりませんので、予め御了承ください。また、この本の中に紹介しているハーブの用法の中で、経口、内服に関しては日本では現在お薦めしていないものもあります。
(例:p.27の抽出液・チンキ等)これらの用法を実践なさる時は必ず専門家のアドバイスを受けるようにして下さい。
(IFA認 定アロマセラピスト 野口千華子)

21世紀の植物療法への貴重なステップ
〜攻撃的な医療ではなく、共存・共鳴・交響の医療へ向けて〜
人、心あれば、植物またそれに響く心あり
−心と心の共鳴、ここから、すべての良きことは始まる −。
植物の心を知ること、それを通して自然の深い知恵の一端を学ぶことが今は求められています。古くから心ある人たちは、植物に宿る神に対して祈り、その力にあずかることが大切だと考えてきました。
「医学の父」ヒポクラテスは、大昔からの医術の知恵・知識を集大成した古代ギリシアのすぐれた医師であるといわれています。今から二千数百年前に出来上がった彼の医学全集、そこに集録された植物の数は270あまり。この効用の記載は他をはるかにオーバーしています。すぐれた医師は、植物の性質をよく知る植物療法家であり、それをどのように摂取すべきかを知る自然食餌療法家(料理人)でした。中世〜近代ルネサンス、特に、近代植物学を立ち上げた人たちも多くは立派な医師でした。
しかし現代の医師たちは、長足の進歩や分化をとげた科学技術の追求に追われ、医学技術偏重・専門分化が進み過ぎました。同じく心(しん)といっても、すぐれた心臓外科医が豊かな愛の心(こころ)のある人とはかぎりません。心身ともに調和的にケアできる看護・介護・心理士、何よりもまだ日本では日のめを見ない植物療法士などが、全体的な医療システムのなかで協調していく必要があります。
今回のごくごく小さなこの本の出版は、ほんのささやかなステップにすぎないと思います。が、これを機に植物療法の必要性が高まることを祈っています。そして病院の敷地内(屋上も含めて)も、ハーブの花や葉や茎や根から発せられる香り高く美しくも健やかなエネルギー精気のオーラ(すがすがしい風)に包まれ、土や空気や水、太陽の光と美しく共鳴し合い、それぞれがそれぞれを浄化し合うようになれば、植物療法士の生き甲斐も増すことでしょう。
以上が、監修者の思いを精一杯の心をこめて植物療法に捧げる寸言であります。
(大槻真一郎)
|